成約案件インタビュー

【成約事例紹介】地域の”縁の下”を支え続けて47年。えびの市の事務用品店「林事務機」が、農山村地域の未来を描く継ぎ手へ託される

宮崎県えびの市で約47年愛された事務用品店「林事務機」は、オープンネーム事業承継「relay(リレイ)」と宮崎県えびの市が連携して進めている事業承継支援において、新たな後継者との第三者承継マッチングを実現いたしました。

本記事では「林事務機」第三者承継マッチングの概要と、2026年5月21日に開催された引継ぎセレモニーについてご紹介いたします。

今回の事業承継成立について

えびの市役所目の前という好立地で、1988年に林 保(たもつ)さんが個人事業主として独立し翌年法人化した「林事務機」。創業約47年にわたり、地域唯一の事務用品店として行政・公共施設へのOA機器の販売・リース・修理などのアフターサービスを手がけ、地域の事務インフラを静かに支え続けてきました。

70歳を超え、今後の体調面も考慮した林さんは「可能性を少しでも広げたい」と第三者承継を決断。「商売は人の役に立って初めて成り立つ」という信念のもと築いてきた地域との信頼関係を、次の担い手へと託すことにしました。

事業承継により、ミミスマスグループへ参画

「林事務機」を引き継ぐこととなったのは、椎葉村・門川町など農山村地域の自治体向けに移住相談窓口業務や公共計画策定など「無形のサービス」を提供してきた、合同会社ミミスマス(本社:宮崎県東臼杵郡椎葉村、代表:上野 諒、以下、ミミスマス)です。

「林事務機」の新代表者として経営を担うことになったのは、ミミスマス代表の上野 諒さん。宮崎市出身の上野さんは、政府系金融機関で法人融資業務に従事したのち、2017年に地域おこし協力隊として日本三大秘境のひとつ・椎葉村へ移住。協力隊の任期を終えた後、2020年に合同会社ミミスマスを設立しました。

今回の承継により、「林事務機」はミミスマスグループへ参画します。ミミスマスが得意とする無形サービスと、林事務機が47年間培ってきた複合機・文具などの有形商材、そして地域の顧客基盤を掛け合わせ、農山村地域における「総合的な伴走支援ができる会社」を目指します。

引継ぎセレモニーの開催について

2026年5月21日、えびの市役所にて引き継ぎセレモニーが開催されました。えびの市副市長 甲斐 正文様のお祝いの言葉に始まり、林さんご夫妻と上野さん、実娘であり、従業員として林事務機を支えてきた吉永さん、relayスタッフが一堂に会し、温かな雰囲気の中執り行われました。

林さんからは47年間お世話になったお客様と地域への感謝の言葉が、上野さんからは地域で事業を継続する覚悟と展望が語られました。林さんは「安心してバトンを渡すことができた」、上野さんは「50年100年と続いていく事業にして行きたい」と、熱い握手を交わしました。

2022年にスタートした宮崎県えびの市とrelayの「事業承継支援業務」では3例目となった今回のマッチング。地域行政とrelayが手を携えることで、地域に根付いた事業の灯が次世代へと受け継がれていきます。

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